子どもがいなければ、誰かに本を読み聞かす機会って、あまりないですよね。
毎日怒ったり泣いたり笑ったり、忙しい日々ですが、絵本の読み聞かせは日課にしています

昔、親友の息子ちゃんが2.3歳だった時、「絵本読んで」と言われ、読み聞かせることがありました。
その時、その子のお気に入りの絵本が もこ もこもこ でした。
親友の子への読み聞かせ
有名な絵本ですが、当時20代の私は絵本に詳しくありません。
初めて見る不思議な絵本でした。
幻想的な世界の中で、地面が盛り上がっていく絵と「もこもこ」や「にょき」という言葉だけ。
どう読めばいいのかさっぱりわからず、戸惑ってしまった思い出があります。
ですが、そんな私に繰り返し何度も読めと言う友人の息子ちゃん。
慣れない私の読み方でも、じーっと聞いて、絵を見て、楽しんでいたのが印象的でした。
そしていつしか私も慣れ、自分が楽しんで読めばいいのだと気がついたのでした。
大判サイズは迫力満点
この時をきっかけに、『もこ もこ もこ』は大好きな絵本となりました。
低月齢の赤ちゃんにも読み聞かせしてあげたい絵本です。
大判サイズで見応えがありますし、美しい色合いと幻想的な世界。
シンプルですが頭に残る谷川俊太郎さんの擬音。
親子で不思議な世界に入り込める素敵な絵本だと思います。
ただしボードブックではありません。
普通にビリッと破れる絵本です。
なめなめ期&ビリビリ期も、親子の想い出に
なので、なんでもかんでもなめなめ期と、なんでもかんでもビリビリ期、には、危険な絵本です(笑)
綺麗な状態を維持するためには、危険な時期の読み聞かせ後には、手の届かない場所に収納する他ありません。
恐らくそうしていても、ふとした瞬間にページがビリッと破られ、悲しみにくれながら、テープで補修する事になるでしょう。
それは普通紙ベースの絵本については、全て言えることですね!
それもまた、想い出の1ページ。
絵本ミュージアム大好きです!
さて、この『もこ もこ もこ』のお話ですが、※「2019年絵本ミュージアム」のイベントで大きな作品となっていました。
不思議な世界のもりあがりが壁に映像されてあり、設置されている筒に向かって、オノマトペ(擬音語、擬声語)を言うと、画面のもりあがりが変化していく…というもの。
娘たちはとっても喜んで「にょきにょき!」や「パクパク!」と自由に叫んで、画面上の形が変わるのを楽しんでいました。
絵本を題材にしたこういったイベント、もっとたくさんあるといいな!
親子で楽しめますよね☆
冒頭に出てきた、親友の息子ちゃん。
先日久しぶりに会ったら、大学生になっていました。
もこ、もこもこ!?という感じに、会う度成長しているので、驚きます。
「ちょっと前まで抱っこしよったのにい!」
「まぁ〜、大きくなっちゃってぇ」
という、昔おばちゃん達によく言われたような言葉を言ってしまう私。
友達の子どもに読み聞かせて知った絵本を、今我が子に読み聞かせ。
なんだか感慨深いです。
不思議な世界を親子で旅できるような絵本のお話でした!
最後まで読んでくださってありがとうございます!
※ 子供たちも私も大喜びの空間です。 来年、楽しみにしています(*^-^*)
※「絵本ミュージアム」は福岡市アジア博物館で、毎年夏休みの時期に開催される絵本の世界のイベントです。
残念なことに、今年はコロナウイルスの影響で開催はなくなったと、ホームページに載っていました。
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- 読書と、1人でぼーっとするのが大好き。
子育てとパートで時間に追われていますが、
お気に入りの品物や絵本について書いていきます。