梅雨入りしましたが、お天気の良い日が続いています。
そのおかげで子どもたちと、部分日食を見ることができました。
「太陽がお月さまみたいね」
そんな会話ができるようになるとは…。

本日の絵本は
『ゆびさきちゃんのだいぼうけん』
作・いわいとしお/白泉社
ゆびちゃんという小さな女の子が主人公。
ある日お母さんとけんかをしたゆびちゃんは、明るく家出して冒険にでかけます。
見開き2ページに、道や線路や海が描かれ、進んでいくゆびちゃんが、コマ送りのようにその場その場に描かれています。
ゆびちゃんが進む道を、指でたどりながら読んでいけるという絵本です。
絵本ってこんな描き方もありなんだ…!
初めてこの絵本を見た時の感想でした。
この絵本に出会ったのは4年前、2016年の夏頃でした。
何度も何度も、長女と一緒に開いた絵本です。
ちょうど次女が産まれたばかりの頃でした。
1歳10ヶ月で、お姉ちゃんになってしまった長女。
それまで一身に母の愛情を受けてきたのに、赤ちゃんが来てからというもの「ちょっとまって!」「あとでね!」を言われ続ける毎日。
ちいさな妹に優しくしてみることもあるけど、お母さんは赤ちゃんばっかりかまってて、やっぱり面白くない!
という気持ちには充分気付いていながらも、いつも後回しになってしまう長女と向き合う時間を作るため、夜は次女を早めに寝かしつけていました。
1人のこどもにだけ読んであげたい本
そして眠った次女を起こさないように、隣の部屋で、抱っこした長女と手を重ねて指でたどりながら読んだのがこの絵本です。
「トコトコトコ」「かいだんのぼろう」
「よいしょよいしょ」「うたっちゃお!」
ロープウェイに乗ったり汽車に乗ったり、吊り橋を渡ったり、郵便配達をしたり、木に登ったり、魚釣りをしたり。
ゆびちゃんが盛りだくさんの冒険をして、お家に戻るまで、長女もひとときの母娘の時間を楽しんでいてくれたと思います。
この絵本は、指でなぞって楽しめる絵本なので、読み聞かせするなら1人だけに読んであげたい本ですね。
そういった意味でも、この時の私と長女にぴったりの絵本だったと思います。
お値段以上の雑誌『コドモエ』の付録なのにスゴイ!
ちなみに私が持っているこの絵本は、『コドモエ』という雑誌の付録だったものです。
『コドモエ』は絵本の紹介をメインに、子育てのことや料理レシピやファッションのことが、軽く読める雑誌です。
軽くというのも良い意味で、乳児子育て中は、細切れ時間にサラッと読めて、少し気分が上がるような雑誌が欲しいですよね!
専業主婦時代には毎回購読していました。
この『コドモエ』の1番素晴らしい所は、いつも絵本の付録が付いているってことです!
表紙はもちろんペラペラの紙ですが、通常の絵本と内容は一緒。
それが付録に付いてくるなんて、すごくないですか?
私はいつもお値段以上だー♡と喜んで購入していました!
指でなぞって楽しんだ分だけ親子で歩んだ道に
破れるとテープで補修してきたので、4年経った今ではこんな風になっています(笑)
ですが今も本棚の端っこに、コドモエ付録絵本コーナーがあり、読み返すこともしばしばです。
雑誌を購入していた頃は0歳2歳だった娘たち、今年は4歳と6歳になります。
嬉しいようなさみしいような…。
長かったようなあっという間のような…。
次女が産まれたばかり頃の、てんやわんやの想い出と共にある絵本のご紹介でした。
最後まで読んでくださってありがとうございます!
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いろいろバス
作: tupera tupera
出版社: 大日本図書
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- 読書と、1人でぼーっとするのが大好き。
子育てとパートで時間に追われていますが、
お気に入りの品物や絵本について書いていきます。